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4つの暮らし
耐震性能・断熱性能・気密性能の高い高性能住宅を実現すると、そうではない住宅と比べたとき、建設費用が多少高くなるというデメリットはあるものの、それを補って余りあるほどの多種多様なメリットを享受できます。①安全な暮らし、②快適な暮らし、③健康的な暮らし、④経済的な暮らしの、4つの暮らしを手に入れることができると考えています。たとえば、断熱性や気密性を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい、快適で健康的な暮らしが手に入る。また、耐震性や耐久性を高くすることで、地震や台風のような自然災害に強い家になり、安心な暮らしが手に入る。さらに、省エネ性を高くすることで、冷暖房効率が高まり、電気代や無駄な時間が減って経済的な暮らしが手に入ります。
安心な暮らし
高耐震性能なら、地震から家族の命と財産を守ることができる。高断熱性能・高気密性能なら、暑さや寒さから家族の健康を守ることができる。「高性能住宅」にすることによって、安心な暮らしを実現できます。
快適な暮らし
高断熱性能・高気密性能なら、家の中の温度を一定にキープできます。寝つきがよくなり、睡眠の質が高まる。家事や在宅ワーク、宿題なども、暑さ寒さの影響を受けることがありません。また、リラックスした時間を過ごすのにも快適な環境になるでしょう。「高性能住宅」にすることによって、ポジティブでアクティブな時間の使い方になり、快適な暮らしを実現できます。
健康的な暮らし
高断熱性能・高気密性能なら、各部屋の温度差による血圧の急激な上昇によって引き起こされるヒートショック、窓の結露が原因となるカビ、そのカビを餌とするダニの発生まで抑制。さらには湿度のコントロールができることでウィルスの生存率も下げます。空気の乾燥を抑えることで肌のうるおいを保てるなど、美容面でもメリットがあります。「高性能住宅」にすることによって、健康寿命が10年延びると言われるほど、健康的な暮らしを実現できます。
経済的な暮らし
高性能住宅なら結露が原因での腐敗を減少させます。家の修繕費をざっと計算すると、年間で5万円削減、30年間で150万円削減できます。さらに、高断熱性能・高気密性能に適切な冷暖房器具と組み合わせることで、省エネ・省コストにつながります。1階・2階に1台ずつ、計2台のエアコンを配置した場合には、各部屋にエアコンを設置する場合に比べ、導入費も光熱費も安く抑えられます。ある統計によれば、光熱費は年間に6万円削減でき、その家に30年間住むと仮定すると、180万円もの削減につながります。また、光熱費が抑えられるほか、部屋着やふとんも必要最低限で済み、こたつやファンヒーターなどエアコン以外の冷暖房器具も購入する必要がありません。そして、健康的で快適な暮らしを持続できるなら、通院費やドラッグストアでの薬などの生活費もぐっと抑えられるでしょう。これらを合算すると、4人家族の場合、30年で270万円が削減できると言われています。修繕費や光熱費や生活費などを全部合わせると、年間で20万円、30年間で600万円の削減です。このように、高性能住宅はイニシャルコストもランニングコストも安く、経済的な暮らしを手に入れることがきるのです。仮に高性能住宅が高性能ではない住宅より600万円高かったとしても、イニシャルコストとランニングコストを合わせたライフサイクルコストを考えれば、最初に投資するだけの価値はあるのではないでしょうか。