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2023.5.26

  • 経済

「設備のランニングコスト」

建築時に「イニシャルコストはなるべく抑えたい」と考えてしまうのは当然ですが、同時に建築後にかかるコストも考慮しないと、暮らし始めてから余計なランニングコストがかかり、イニシャルコストとランニングコストの合計が高くついてしまうことがあります。家の平均利用年数は30年と言われていますが、建築時にかかるイニシャルコストだけではなく、その30年間にわたり光熱費や維持費などのランニングコストがかかることも考えなければなりません。

 

30年間に家族の状況が変われば、追加のコストが発生することもあります。例えば、新築時には夫婦の生活空間になるLDKと主寝室などに冷暖房機器を設置したとしても、子供が成長して自分の部屋で過ごすようになると、子供の部屋にも冷暖房機器を取り付ける必要があり、エアコンの購入費や光熱費などの追加のコストがかかるようになります。また、冷暖房機器は長年使用していると故障する可能性もあります。家庭用エアコンであれば比較的交換が容易ですが、天井埋め込み型のエアコンや全館空調システムと呼ばれるような高価な設備を導入している場合、追加費や交換費、修理費が払えるとは限りません。一般的に、冷暖房機器は10年から15年で交換が必要となります。その際に「いくらの費用がかかるのか?」「交換は簡単なのか?」そして、「その設備は入手可能なのか?」などを考慮しないと、余計なコストがかかることが多々あります。35歳で家を建てたとして、平均寿命の80歳まで45年間その家で暮らすことになります。時代とともに無駄にならないように交換やメンテナンスが容易な設備を選ぶことが重要です。

 

アウイエでは、コストパフォーマンスや冷暖房効率の高さから、家庭用エアコンを1階の床下部分に暖房用として1台(床下エアコン)、2階の廊下やホールなどの共有空間に冷暖房用として1台、計2台設置しています。同時に家庭用エアコンは普及している冷暖房機器であり、交換やメンテナンスも容易です。また、24時間換気システムなどの他の設備にも、性能を維持した上で、イニシャルコストとランニングコストを考慮して選定しています。当然、壁材や床材、外壁材や雨樋などその他の建材においても同様の考え方を採用しています。ランニングコストを考慮した設備が体感できるコンセプトハウスへのご来場は下記の方法でご予約ください。

 

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