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2025.10.24
- 快適

「秋の暮らし方」
残暑が和らぎ、秋へと移るこの時期は、朝晩の冷え込みや昼夜の寒暖差で体調を崩しやすくなります。当社の高性能住宅にお住まいの皆様には、以下の暮らし方を実践いただくことで、快適にお過ごしいただけます。
[暖房運転]
暖房が必要な時期には、暖気の上昇する特長を利用して、1階床下エアコンで暖房運転を行います。ただし、それでも寒い場合には2階壁掛エアコンでも暖房運転をしてください。
[冷房運転]
冷房が必要な時期には、冷気の下降する特長を利用して、2階壁掛エアコンで冷房運転を行います。ただし、それでも暑い場合には床下エアコンで送風運転を行い、冷気を循環させて温度ムラを解消してください。
冷房運転とはエアコン内部で結露をつくり、冷気を排出する仕組みになっています。そのため、1階床下エアコンで冷房運転を行うと、床下でのカビ発生の原因となります。1階床下エアコンでの冷房運転は禁止となります。
[連続運転]
エアコンのONとOFFを頻繁に切り替えると、快適な環境を保つためにエアコンが高負荷で運転することが増えます。基本的に長期以外の外出時には連続運転を推奨します。
冷房運転とは、エアコン内部で結露をつくり、冷気を排出する仕組みになっています。そのため、2階壁掛エアコンでONとOFFを頻繁に切り替えると、OFF時にカビ発生の原因となります。基本的に長期以外の外出時には連続運転を推奨します。
[送風運転]
引渡後の1年目には、基礎部分に水分が残っているため、床下でのカビ発生の原因となります。基礎部分を乾かすためにも、引渡後の1年目は1階床下エアコンでの送風運転をお願いします。
[温度と湿度]
春や秋の時期には、室内の温度22~25℃、絶対湿度7~16g/㎥、相対湿度40~60%の環境を目安としてください。
エアコン一台で室内を均一な暖気や冷気配分にするには時間がかかるため、暖房時は1階床下エアコン、冷房時は2階壁掛エアコンを適切な設定温度にしてください。
[ドライ運転]
湿度が上昇する時期には、湿度が上昇するため、除湿が必要になります。窓を閉めて、2階壁掛エアコンで「ドライ運転」を3~4時間することを推奨します。
「ドライ運転」や「再熱除湿運転」は、消費電力がやや増加するかもしれませんが、一般的な家電の除湿機に比べて低燃費です。
[窓]
9~10月など、気温が穏やかな時期には、窓を開けても問題はありません。ただし、花粉症のようなアレルギー性鼻炎の方は窓を開けない方が快適な環境となります。
[アウターシェード]
南面窓からの不要な太陽の熱を遮るため、暑い時期の日中には、アウターシェードを閉じてください。ただし、風が強い日にはアウターシェードを開けてください。アウターシェードが風で煽られて、損傷の原因となります。
暑い時期の日中には、ハニカムスクリーンを閉じてください。ハニカムスクリーンを閉じることで、冷房運転によって蓄えられた室内の冷気が室外へ逃げにくくなります。
南面窓からの太陽の熱を室内へ取り込むため、寒い時期の晴れた日には、アウターシェードとハニカムスクリーンを開けてください。ただし、雪が降っている日はアウターシェードを開けてください。アウターシェードに雪が積もり、損傷の原因となります。
夕方17:00頃になると、日が落ち、室温が徐々に低くなります。夕方以降にはハニカムスクリーンを閉じてください。ハニカムスクリーンを閉じることで、日中に太陽の熱で蓄えられた室内の暖気が室外へ逃げにくくなります。
[エアコン]
1階床下エアコンから床上へ空気を送風するために、リビングやダイニングなどに吹出口が設置されています。この吹出口の上に家具や物を置いてしまうと、空気が循環されず、床下でのカビ発生の原因となります。吹出口の上に家具や物を置かないでください。
エアコンは1ヶ月に1回はフィルターを中心に掃除をしてください。フィルターやドレン管に埃が詰まる原因となります。フィルターに埃が詰まるとエアコンの効率低下やカビ発生の原因となり、ドレン配管に汚れが詰まると水漏れや故障の原因となります。 エアコンのフィルターは水洗いで掃除してください。ブラシなどで強く擦るとフィルターの損傷の原因となります。水圧や手で埃を落としてください。油汚れがある場合は洗剤をかけてから水洗いください。
専門業者がエアコンを分解し、内部の汚れをしっかり洗浄することで、風量や冷暖房効率が向上し、エアコンの寿命を延ばすことにもつながります。エアコンクリーニングを希望される方は、弊社までご相談ください。
北陸電力の「くつろぎナイト12」を利用すると、20:00~8:00の時間帯は他の時間帯に比べて電気代が約半分になります。エアコンの設定温度を調整して、効果的に利用ください。 エアコンの補修や新設をご検討の際は、弊社までご相談ください。最適な製品と施工方法を提案させていただきます。
※イベント「暮らしの相談会|冬前のエアコンクリーニング」参照
[湿温計]
「みはりん坊W」の設定は「乾燥指数モード」にしてください。それによりモニターの最上段に絶対湿度が表示されるようになります。
絶対湿度とは人間の快適度を示す指標で、相対湿度とはカビやダニの増殖度を示す指標です。
夏の暑い時期には、絶対湿度が16g/㎥以下を目安としてください。それ以上なると蒸し暑さを感じやすくなります。冬の寒い時期には、絶対湿度7g/㎥以上を目安としてください。それ以下になると乾燥を感じやすくなります。
相対湿度は40~60%を目安としてください。40%以下になると、下がるにつれてウィルスやバクテリアの生存率が高くなります。60%以上になるとカビやダニの増殖率、ウィルスやバクテリアの生存率が高くなります。