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2022.6.17

快適

「快感より快適」

人間は、周囲の温度に限らず体温をほぼ一定に維持できる生きものです。夏でも冬でも体の中のコア体温はほとんど変わらないのですが、一方で活動量に応じた代謝熱を発生させています。全く体を動かさなかったとしても基礎代謝として熱を放出しています。この熱を速やかに逃がす必要があるので、夏は皮膚の表面温度を上昇させたり、汗をかいて放熱量を増やしたり、冬は皮膚の表面温度を下げて放熱量を減らすよう体が努力しています。こうした体温の変化を体が感じることで「暑い。寒い。」という感覚が生み出されています。

 

「涼しい。暖かい。」という感覚は温熱環境の変化によってもたらされます。例えば、暑い屋外から冷房の効いた空間に入ると「涼しい」、寒い空間からストーブの前に座ると「暖かい」と感じます。これらは「快感」の一種ですが、冷房の効いた空間に長くいればやがて「寒い」と感じはじめ、ストーブの前に座り続ければやがて「暑い」と感じはじめます。このように残念ながら「快感」は長続きせず、やがて「不快」になっていきます。

 

また、極度の「快感」の追求は体に悪いとされています。極端に冷却・加熱した環境では、人間の体は熱バランスを保とうと必死になります。それは、体表面やコア体温、血圧に急変動を招き、体に大きなストレスをかけることになります。北欧ではサウナと極寒の屋外とを交互に行き来する、まさに「快感」の追求ともいえる習慣があるようですが、心臓発作などの被害も多いようです。これはまさに「ヒートショック」の症状です。変化のギャップが大きいと体は余計なエネルギーを使い、エネルギー効率が悪くなりリスクも増えます。

 

それに比べて「快適」な空間では、体は最小限のエネルギー放熱量を維持でき、体の各部位が適温に保たれます。「暑い。寒い。」といった感覚も生じることなく、体も心もリラックスしたまま、その空間に長く居続けることができます。つまり大切なのは「快感」より「快適」な温熱環境だということです。家族が気持よく暮らせるような温熱環境や省エネ性能を重視することを目指しましょう。

 

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